政治という言葉を聞いて、まず最初に思い浮かべる事といえば国会等で行われる政治の事ではないでしょうか。業種によっては政治の仕事が身近に感じられる人もいるでしょう。多くの人は政治は自分と関係のないことだと思っているのではないでしょうか。しかし、政治は国や都道府県を動かすという意味での言葉だけではありません。
もし、自分の働いている会社で社内政治が行われているとしたら・・・あなたならどうしますか?社内政治という言葉を聞くと、ネガティブな事を考えてしまいます。しかし、政治力を持っていなければ管理職という難しい仕事は務まりません。どんなに理想が高くても、人よりも優れたアイデアがあったとしても組織を動かすことが出来なければ何ひとつ実現することは出来ません。会社という組織の中で働いていると、部署間の対立があったり、横暴な上司や反抗的な部下がいたりと、様々な壁にぶつかることがあります。そんな現実の中で、どのように社内政治を生き抜いていけばいいのでしょう。また、社内政治の鉄則とはどのようなものなのでしょうか。
社内政治は一晩で覆ることがあります。一寸先は闇なのです。長年に渡り、健全な緊張関係にあった派閥や部署が業績悪化になった途端、一気に排他的・敵対的関係に陥ることがあります。特に最近は技術革新やイノベーションなどによりそれまで基盤となっていた事業が急激に傾き始めるなどといったケースが見られるようになってきました。このようなことからも社内政治に悩んでいるビジネスマンも増えてきました。仕事をしに入社したはずが、気付かないうちに社内政治に巻き込まれていたそんな人はこの先どうすればいいのでしょうか。一つ言えることといえば、自分を大切にすることです。政治的闘争というものは、心身共に激しく消耗させるものです。なぜならば、敵対する人達と日々戦わないといけないからです。戦いといっても仕事上のトラップや悪口など仕事に関係のないことまで戦わなければいけないからです。
しかしそんな社内政治に飲みこまれてはいけません。いかに日ごろから平常心を保つことが出来るのか、いわゆる「人間力」が試されるのではないでしょうか。とはいえ、社内政治は勝敗が決まるまで続いていきます。中には心身に不調をきたしてしまう人もいます。私たちは会社や仕事だけのために生きている訳ではありません。自分の人生をいかに楽しく、いかに豊かな気持ちで過ごせるかが大切なのではないでしょうか。
もちろん生きていくためには仕事もしなければならないし、我慢をすることも大切です。しかし体を壊してしまっては本末転倒です。社内政治を乗り切るための対処法をこれから解説していきたいと思います。
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社内政治の基盤的な存在として派閥があります。3人集まれば、派閥になるというくらい、派閥はポピュラーなものです。社長の影響力の大きな小規模企業以外は必ずといって派閥は存在しています。ただ、派閥だからといって、すべてが悪いわけではなく、仕事の推進上役に立つ派閥もありますので、それらを見極めることが大切です。
社内では日常的にいろいろな情報が飛び交っています。報告書や集計表のような書類であったり、メールのような電子媒体であったり、噂や口コミなどの会話であったり、形態は様々です。こういった情報も社内政治のフィルターを通過すると、歪曲されたり、あるいは流れを堰き止められたりすることがありますので、その動きに要注意です。
会社にはさまざまな人がいます。あらゆることに反対する人、逆になんでも賛成する人、その真意を読み取るのは難しいため、いっしょに仕事をするのは危険な人たちです。社内にはこういう自分と合わない人、あるいはすべての人と上手く行かない人が存在します。そういった人たちを見極め、その真意まで探れるようになればベストです。
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