希望を胸に社会に出て仕事をしていても人間関係の悩みを抱えてしまう人が多くなっています。個人対個人の悩みであれば何とか解決することも可能かもしれません。しかし、人間関係の悩みが社内政治によるものだとしたらどうすればいいのでしょうか。
今は就職するのが難しい時代と言われていますが、やっと入った会社だからといって、社内政治のために辞めることが出来ないと悩む人も多いのではないでしょうか。しかし、どんなに大きな優良企業に入社できたとしても、自分に合わないのであれば、そこは自分にとっての優良企業ではなくなってしまうのです。
社内政治が原因で退職することがそんなにいけないことなのでしょうか?社内政治がうまくいっていないということは、仕事をバリバリする状態ではないことが多いのではないでしょうか。確かに大きな会社で働くということは、優秀な人も多く、自分にとって勉強になることもたくさんあるのではないでしょうか。しかし、その分、社内政治やライバルとの日々の競争、部署ごとの評価や細かな規則がある社内制度などがあります。また、歴史がある企業は人間関係がギクシャクしていることも多いのです。
もちろん大企業の全てが悪いというわけではありません。先程も述べましたが、優秀な人も多いため、恵まれた環境で仕事をすることが出来るかもしれないのです。しかし、優秀な人は大企業にしかいないのでしょうか?もちろん中堅企業や小規模な企業の中にも優秀な社員はたくさんいます。逆に中堅企業や小規模な企業に社内政治はないのでしょうか?どんな会社にも社内政治は存在する可能性があります。
しかし自分に合った社内政治だった場合、大企業であっても小規模な企業であっても働く価値はあるのではないでしょうか。社内風土や企業文化はそれぞれの会社に大きな影響を及ぼしています。体育会系の会社やポジティブな会社、おしとやかな会社など社風によって様々な特色を持っています。自分が入社した会社がどのような会社なのかは実際働いてみなければ分かりません。もし、社内政治が自分に合わないと思った時には思い切って転職をしてみてはいかがでしょうか。大企業だからといって嫌な思いをしながら働くよりも自分に合った職場で働いた方が効率がいい仕事が出来るのではないでしょうか。組織から出ることをためらうよりも、自分が気持よく仕事が出来るように考えてみましょう。
社内政治の基盤的な存在として派閥があります。3人集まれば、派閥になるというくらい、派閥はポピュラーなものです。社長の影響力の大きな小規模企業以外は必ずといって派閥は存在しています。ただ、派閥だからといって、すべてが悪いわけではなく、仕事の推進上役に立つ派閥もありますので、それらを見極めることが大切です。
社内では日常的にいろいろな情報が飛び交っています。報告書や集計表のような書類であったり、メールのような電子媒体であったり、噂や口コミなどの会話であったり、形態は様々です。こういった情報も社内政治のフィルターを通過すると、歪曲されたり、あるいは流れを堰き止められたりすることがありますので、その動きに要注意です。
会社にはさまざまな人がいます。あらゆることに反対する人、逆になんでも賛成する人、その真意を読み取るのは難しいため、いっしょに仕事をするのは危険な人たちです。社内にはこういう自分と合わない人、あるいはすべての人と上手く行かない人が存在します。そういった人たちを見極め、その真意まで探れるようになればベストです。
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