私生活で付き合う友達は、自分と気の合う人を選べばいいのですが、仕事で付き合う人となると、好みで選ぶことは出来ません。しかし、会社ではたくさんの人が働いています。中には気の合う人もいるでしょう。反対に、いくら同じ会社の仲間として付き合わなくてはいけないという相手であっても、あまり親しくしない方がいい人やチームを組まなくてはいけなくなった時に注意しなければいけない人もいるのです。まずは、どんな意見にも反対する人や逆に賛成しかしない人には注意をしましょう。
議論をする上での手法として、あえて反対意見を言いアイデアや意見の妥当性を試すことがあります。しかし、何の考えもなく単に反対するだけの人であった場合には、注意が必要です。何の考えもなく反対意見ばかり言う人は、会社やチームの事を考えている訳でなく、自分のエゴを押し通そうとしているだけだからです。そういう人に限って、自分の仕事に成功体験が少なく、また、誰の成功も信じていない人なのではないでしょうか。また、どんな事に対しても「絶対失敗する」とマイナスな意見を言う人にも注意しなければなりません。マイナスなことばかり言う人は、言った後でマイナスな理由を探していることが多く、人の事を思って警告している訳ではないからです。
反対に何を言っても「いいですね」「賛成です」としか言わない人にも注意が必要です。自分の意見を肯定してくれるというだけで、その人を信じてしまうかもしれませんが、仕事を一緒にしていく上で、全く助けにはなりません。完璧な人間などこの世にはいません。たまに間違ってしまうこともありますが、それを指摘してくれる人がいなければ間違った方向に進んでしまうかもしれないのです。相手の間違いを指摘することは難しいことかもしれませんが、仕事をしていく上で必要なのはどんな事にも賛成する人ではないはずです。
何に対しても反対する人や賛成する人は、まったく正反対のように見えますが、どちらの人も仕事をしていく上で信頼すべき相手ではありません。議論をした時、意見を出し合い、失敗をしたとしてもそれを共有してくれる人と仕事をしていきたいものです。
噂話やゴシップ話が好きな人にも気をつけなければいけません。社内の人間について情報を教えてくれることで、役に立つこともたまにはあるかもしれません。しかし考えてみましょう。噂話やゴシップが大好きな人はあなたのことも周りに話している恐れがあります。ここだけの話なんだけどと、社内のいろいろな人に話しているのではないでしょうか。
どんな会社にも危険な人ばかりがいるわけではありません。むしろバランス感覚に優れている人の方が多いはずです。でも、そういった人の真意を少しの会話や様子などから判別するの難しいものです。人を見る目を磨くためには、自分の対人センスやコミュニケーション能力を向上させることが必要になってきます。長い年月をかければ、そういった能力も身に付いてきますが、そんな悠長に構えていられない場合は、自らトレーニングをすることをお薦めします。トレーニングの1つの方法として、外部の人の話を聞いたり、会話をしたりするという方法があります。具体的には、自分の会社と直接利害関係のない人たちが集まる異業種交流会のような場で、コミュニケーションを取ったり、情報交換をして人脈を築いていくことです。
全国各地で開催され、参加者が年間4000名の異業種交流会レパンがおすすめです。
関西地方ならば、月に数回は開催している異業種交流会パートナーシップPlusが評価を得ています。なおこちらは飛び込みもOKなので気が向いたから程度の感覚で参加してみてもいいと思います。
1度サイトをご覧になって、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
社内政治の基盤的な存在として派閥があります。3人集まれば、派閥になるというくらい、派閥はポピュラーなものです。社長の影響力の大きな小規模企業以外は必ずといって派閥は存在しています。ただ、派閥だからといって、すべてが悪いわけではなく、仕事の推進上役に立つ派閥もありますので、それらを見極めることが大切です。
社内では日常的にいろいろな情報が飛び交っています。報告書や集計表のような書類であったり、メールのような電子媒体であったり、噂や口コミなどの会話であったり、形態は様々です。こういった情報も社内政治のフィルターを通過すると、歪曲されたり、あるいは流れを堰き止められたりすることがありますので、その動きに要注意です。
会社にはさまざまな人がいます。あらゆることに反対する人、逆になんでも賛成する人、その真意を読み取るのは難しいため、いっしょに仕事をするのは危険な人たちです。社内にはこういう自分と合わない人、あるいはすべての人と上手く行かない人が存在します。そういった人たちを見極め、その真意まで探れるようになればベストです。
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