社会に出ると、今まで体験してこなかったような困難に直面することもあるでしょう。一生懸命仕事をしていても、どんなにいい企画があったとしても何故か邪魔をされてしまう。そんな体験をしたことがある人もいるはずです。会社人生を生き抜く為には社内政治を身につけなければうまく進まないことが多々あります。社内政治は「悪」と思う人もいるかもしれません。しかし本当に「悪」だけなのでしょうか。自分がしたい仕事をする為に必要なことは何なのか。あらためて考えてみてもいいのではないでしょうか。
社内政治力という言葉を聞くと、なんとなくネガティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。しかし社内政治力はネガティブなものでなく、これからの会社人生を生き抜く為に、とても重要な役割を担っているのです。自分が好きな仕事をする為に、思う存分、力を発揮しようと思っていても、なかなか難しい場合があります。しかし、社内キーマンを味方につけることで、仕事がやりやすくなるならば、社内政治力を存分に使ってもいいのではないでしょうか。
社内情報の中にはとても大切な内容が書いてあることがあり、情報が最大の財産や武器になることがあります。しかし、社内政治のしがらみによって、情報が隠されてしまったり、内容を小さく変更するなどして人の足を引っ張ろうとする人もいます。また、複数人に送信したメールの中に、自分への個人批判が書いてあることがあります。そんな時、メールでの反論は控えるようにしなくてはいけません。では、個人を攻撃してきたのにどうして反論してはいけないのでしょうか。
社会人として働いていく時に大切なのは、幅広い人脈なのではないでしょうか。人脈といっても、色々なつながりを持っている人が数多くいます。自分の業種とは全く関係ない場合でも、協力してもらえる場合があります。社内の場合には、社内サークルなどに積極的に参加をし、様々な人と出会えるようにしてもいいのではないでしょうか。また、学生時代の友人や、親戚など仕事にかかわりがないと思っている人とも、たまには連絡を取るようにしましょう。人脈を強化することによって味方が増えていきますよ。
危険な人とはどのような人の事を言うのでしょうか。プライベートで合う人は自分と気の合う友達ばかりなのではないでしょうか。しかし会社では気の合わない人とも仕事をしなければなりません。しかし気が合わないからといって、本当に危険な人なのでしょうか。会社には友達を作りに行っている訳ではありません。気が合わないからといっていい仕事が出来ないのかをよく考えてみましょう。気が合うと思っている人でも、仕事をしていく上で役に立たない人はいるかもしれません。
社内政治の基盤的な存在として派閥があります。3人集まれば、派閥になるというくらい、派閥はポピュラーなものです。社長の影響力の大きな小規模企業以外は必ずといって派閥は存在しています。ただ、派閥だからといって、すべてが悪いわけではなく、仕事の推進上役に立つ派閥もありますので、それらを見極めることが大切です。
社内では日常的にいろいろな情報が飛び交っています。報告書や集計表のような書類であったり、メールのような電子媒体であったり、噂や口コミなどの会話であったり、形態は様々です。こういった情報も社内政治のフィルターを通過すると、歪曲されたり、あるいは流れを堰き止められたりすることがありますので、その動きに要注意です。
会社にはさまざまな人がいます。あらゆることに反対する人、逆になんでも賛成する人、その真意を読み取るのは難しいため、いっしょに仕事をするのは危険な人たちです。社内にはこういう自分と合わない人、あるいはすべての人と上手く行かない人が存在します。そういった人たちを見極め、その真意まで探れるようになればベストです。
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